【書評】悪意とこだわりの演出術 藤井健太郎
2018/02/11

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こんにちは。川瀬です。
【書評】悪意とこだわりの演出術を読みました。人気番組を作る人のこだわりに興味があったんです。
この本の著者は
TBSプロデューサー藤井健太郎
「水曜日のダウンタウン」や「クイズ☆タレント名鑑」などを作った人なんです。
今回は、その本が発売されていたので早速読んだものをまとめてみました。
PABLO
【書評】悪意とこだわりの演出術 藤井健太郎を読んで。
まずは、この本を読んで気になった点を羅列していきます。
・自分の「好き」と「面白い」を突き詰める
100人が1面白いと思ったものと、1人が100面白いと思ったものは同じ価値がある
最近はネットやSNSの普及によって、1対1のコミュニケーションが当たり前になりました。今までより個々の影響力が強くなった背景があると思います。
視聴率がとれそうだからといって、やりたくないことやおもしろくないことをするという発想はない。
視聴率という結果も大切だけど、やりたくないことは楽しくないし、もう視聴者も騙されなくなったということです。
・ダメなりの見せかたがある
8のおもしろさを10に見せるための味付けはいい。でも5のおもしろさを10に増やすのは無理がある。だったらあえて5を1にするというパターンが面白い。そこそこの結果を求めるより、強烈なインパクトを残す
素材って大切で、情報が散乱してるので素材が悪いものはそもそも悪いものだとわかってしまう。だから、どうせ悪いなら悪いなりの見せ方や作り方があるということです。悪いものを隠すのではなくてさらに悪くみせることで面白くする。
・悪意とは「攻める」ということ
はたからみて悪意があるとか攻めてると言われますが、自覚はなくて目的は「笑い」や「おもしろさ」のための手段です。プロレスのヒール役のようなもの
著者藤井さんの一番のオリジナリティな部分だと思いますが、面白くなるなら悪意があるくらい攻めるという姿勢です。
・サンプリング世代の番組づくり
ある程度のパターンが出尽くした中でいかに新しい表現に結びつけるかが重要です。好きなものや興味のあることの山の中から素材を引っ張り出して、加工したり、掛け合わせたりして表現すること
オリジナルの企画や素材を生み出すときに、全く新しいものなんてなくて、最近は組み合わせのおもしろさや新しさで表現できます。
仕事でも企画や提案書を作成するうえでこういったサンプリングするヒントは使えますね。
最後は「負けたくない」という気持ちの強い人が勝つ
そして、その中でとても共感したフレーズがある。
僕自身はもちろん天才なんかじゃないし、テレビ業界に天才なんてほとんどいないと思います。だから、「負けたくない」という気持ちの強いヤツが勝つ。もちろん、ある程度の能力があることは前提ですが、体力的にキツかったり、面倒だったり、ひとに任せて逃げたい気持ちを抑えて、どこまで努力できるか、詰められるかが勝負だと思っています。
これって完全に根性論です。
さまざまなテクニックやこだわりがあるはずです。もちろんこの本の中にもこだわりが書かれてはいるんですが
結局、こういう想いやマインドが他との差を生み出すのだということです。
気持ちです。
面白くしたい。何とかしたい。こういう気持ちが、悪意とこだわりとなって、他にはないオリジナリティが出ているのではないか?と感じたのでした。
あなたが持っているオリジナリティとは?負けたくない。もっと面白くしたい。という気持ちはありますか?
行動するかしないかで大きく変わる結果
営業でも、仕事でも、どうせやるなら真剣にこだわってやりましょうよ。真剣にやってはじめて見えてくる世界があります。
結果はそのあとです。やらなきゃ結果は出ないし、やってみなくちゃわからないんですよ。
ということで行動あるのみ。考える前にまず行動です。
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