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作品づくりでの戦略「共犯者づくり」

      2017/02/15

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こんにちは。川瀬です。

 

モノや情報があふれ、価値観が多様化しています。

モノが売れなくなった。と言われる昨今ですが、それって正確に言うと「今までの売り方」が通用しなくなった。ということです。

 

何はともあれ新しい価値や考え方が必要なのです。

 

 

作品づくりでの戦略「共犯者づくり」

今までに無い新しい独創的な商品をつくる。

商品開発をする上で夢見る幻想です。

 

しかし、現実的には、そんなことは何度もあるものではありません。

しかも、何がヒットするかなんてわかりません。

 

商品開発のアイデアなんて、ほんの些細なことから発展させることで開発する商品がほとんどでしょう。

 

じゃあどうすれば良いのか?

その商品開発のひとつのアイデアとして「共犯者づくり」というものがあります。

 

制作段階から、周りを巻き込んで行くというものです。

作るだけでなく、作品が広まるための仕掛け、買ってもらうためにファンを巻き込むこと、自分からネタを提供することはクリエイターとして必須になるでしょう。

http://laugh-raku.com/archives/26023

 

もしもあなたがとある商品を開発して発売するとして、普通だったら自社で秘密裏に開発して、リリースするはずです。

ライバルに知られたくはない。

でも、その開発した商品は余程の画期的な商品じゃなければ、ヒットする可能性が低いでしょう。

 

万が一仮にもヒットするにしても、それが広がるまでに時間がかかる。

そんな時代です。

 

だったらそれを「共犯者づくり」で解消して行くという方法である。

 

「共犯者づくり」のお手本

さて、何かと話題のキングコング西野さん。

 

彼は絵本「えんとつ町とプペル」を発売した。先日、全ページをWEBで無料公開して、現在では23万部という以来の大ヒットをしている。

その彼がまさに行ったのがこの「共犯者づくり」である。

 

参考:キンコン西野亮廣の「魔法のコンパス」感想まとめ

 

キンコン西野「共犯者づくり」のポイント

キンコン西野が行った戦略「共犯者づくり」のポイントをまとめてみました。

 

分業制

ひとつの作品(商品)をつくる上で、もちろんアイデアを考えたり、手直しを加えたりする初期の段階から複数の人間がそこに関わることで、共犯者をつくることが出来る

作家と担当編集者が協力して2人で一生懸命作った本は、最低2冊は確実に売れると思うんです。なぜなら、この作品に対して誰よりも思い入れがある自分たちが買うから。

ならば、10万人で作ってしまえば、10万冊は売れる。

つまり、「お客さんを増やす」という発想ではなく作り手を増やせば良い。作り手はそのままお客さんになるから。

 

クラウドファウンディング

9/1〜10月末までの2ヶ月間で彼が集めた資金は、4600万円

そして、共犯者は6,257人

 

 

簡単に言うと、こんな面白いことや楽しいことをやるけどお金がないので助けて下さい。

僕のやることに支援して下さい。というのも。

 

もちろんタダでとは言いませんが、先行投資みたいなものです。

しかし、これからその考えていることが面白いことなのか?どうかは、やってみなくちゃわからない。

 

ワクワクドキドキできるものであるかどうか?

もちろんキングコング西野氏は有名人だ。

 

あなたもわたしも一般人なので、同じではないかもしれない。

でも、作品(商品)を考える上で、共感されるもの。

 

あっ。それいいね。面白いね。

便利だね。使いやすいね。

そんなのがあったら助かるね。

 

そういった共犯者づくりが作品をつくる上でとても大切なことなんじゃないかと思う。

商品開発で事前にアンケートをとったり、マーケティングなんかは、要するにその一環なのだけど、共犯者づくりとはまた違う。

 

共犯者とは、あくまでその作品の制作に何らかの関わりを持たなくては、共犯ではないのだ。

一緒に作りたい。広めたいなど…

その商品や作品に関わることが面白うことだと感じれるようなこと。

 

「夢」が持てて、ワクワクドキドキすることが

その作品に秘められていることが必要なのである。

 

共犯者づくりのメリット

共犯者をつくると色々なメリットが出てくんです。

それは、共犯者が周りに言いふらしてくれるということ。

 

事前にこんな面白いことが始まったよ。とか

俺がやってる仕事はこんなのだよ。みたいなことが発生する。

 

すると、この制作期間にも宣伝をかけることが出来る。

もちろん数は少ないかもしれないけど、その作品の関わりによって生まれる口コミは、広告をするよりも確実なのだ。

 

広告宣伝って、誰が誰に向けてやっているのか?は特定しにくいです。

 

でも、この共犯者なら、自分が友達や知り合いに向けて言いふらしてくれるので、伝わりやすいんです。

 

「共犯者探し」とか「共犯者との意思疎通」など細かい課題はありますけど、これからの商品開発のアイデアとしては面白いと思います。

 

作品づくりの戦略「共犯者づくり」

 

今後のビジネスに参考にしてみて下さい。

 

 

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